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しろごしょう

【泣いて笑って、もっと笑ってごはん!そんな、日常。】 オーダーはお休みをいただいております。不定期教室・イベントでお会いしましょう。

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京絵師展にいってきました。



て、いきなりおやつか!

ええ、食べ物と同じぐらい私にとって大切なこと、昨日は九州国立博物館へ行って「15人の京絵師店員」をみてまいりました。
今日が最終日ですね。

印象的なのはお客さんの質でした。
エジプト展やハプスブルク展といった宝飾品豊かなもの、三星堆・インカ・シカン・シパンのようなデザインが奇抜でどこかキュートな古代ロマンはどの地域でも人気です。
また、横山大観さん東山魁夷さんや平山郁夫先生のようなフレッシュな現代日本画もどの地域もあらゆる層がいて盛況です。
さて、この江戸となりますと?
人気は人気です「なんでも鑑定団」「美の巨人たち」などでおなじみの絵師達の共演ですから。
しかし、この日の空気はちがいました。
先に書いたような人気は、映画やコンサートのようなレジャーとしての美術鑑賞です。ところが、この日のお客さんは「あ、この人も絵をかくひとだな」という方が多かったのです。
婦人サークル、通信教育、部活動、グラフィックアート、形はちがえど研究・勉強する目でみてる様子や、同行者と「ナントカ先生がおっしゃってたのって、こういうこと?」みたいな小声の会話など。
「吸収してやる!」という気概・気合・野心が渦巻いている、とてつもない空気でした。

ところで、私自身も日本画を勉強中です。
一般的にはどうかわかりませんが私にとって難しい技法や処理というのが、色々あります。
途中から、自分が行き詰まってる部分の参考にするためだけに抜粋して、なん作品かはとばしました。

「なんてもったいない!」
まったく、さようでございます。
ですが、理由があるのです。


さすがは世紀をこえる絵師達…
息を呑みした、その連続です。
胸がくるしくなって、気がついたら涙がでて、その圧倒的な技術や感覚にただただ飲み込まれました。
腰が抜けるかとおもいました。

ですので、逃げたのです。
すべてを見尽くすことができなかった。
絵に生気を食われる思いでした。

それで、そもそも食事もせずにでてきたからこんなに動悸がするのかなとカフェスペースに行って注文したのが、冒頭の写真。

好き嫌いのわかれる味です。
生マンゴーの酸味がさわやかでした。

あんなにエネルギーのうずまいた空間、久しぶりでした。
大学の講義でも、なかなかない気がします。
とてもいい刺激になりました。

(´-`).。oO(ちょっと、お疲れちゃんですけどね(笑)

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