忍者ブログ

しろごしょう

【泣いて笑って、もっと笑ってごはん!そんな、日常。】 オーダーはお休みをいただいております。不定期教室・イベントでお会いしましょう。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

映画『刀剣乱舞』

こんにちは、しろうめ庵の歴史好きとしてはぬるい側の者です。

いまさらですが、いってまいりました。刀剣乱舞。

ざっくりいうと、
タイムスリップして歴史を改ざんしようとする、鬼のような軍勢がいる。
政府は、タイムパトロールのようなものを設置した。
それには歴史とともに歩んできた「モノ」が相応しいだろう…ということで、
審神者とよばれる特殊能力者が歴史上の名刀に人の姿をあたえ、今日も歴史を守るのだ!
的な。
つまりイケメンたちは名刀の魂であくまでもモノ。

紅白歌合戦にも登場して認知度は上がっていると思いますが、あれはミュージカル。
近年、漫画やゲームをもとにしたミュージカルが盛んで「若者の〇〇離れ」とはうらはらに、
観劇人口は増えているような気がする今日このごろ。

映画『刀剣乱舞』ここがすごい!!

と、まとめサイトのようなことはいいませんが、

1.初めて見る人でもわかる

物語の背景や立場がすっとはいってくるように描かれてるように感じました。
元の作品が何であれ、映画一作目ですから。
この作品がはじめましてでもいいし、むしろはじめましてが増えたほうがいいこと。
一つの映画として完成しているというのは、こういうことだと思います。

2.本格的なアクション時代劇

この映画は、歴史とともに歩み、歴史を守るために人の姿を与えられた刀たちの物語。
信長暗殺という、多くの作家が扱ってきた歴史ミステリー。
近年の時代劇は、様式美的なきれいさだけでなく、ケンカ殺法のような乱闘も取り入れてあって、あわただしいけれど華やかですね。

3ヒーローものとしても熱い

心燃え上がるわくわく感と、鍾乳石のつめたさのようなものが混在してるような感じ。
時代劇ってヒーローものですもの。
相性はいいのです。
仮面ライダーなどを書いている脚本家さんが執筆。
なるほど。
「メインの主人公」をたてつつ「一緒に戦う仲間たち」を丁寧に書かれていました。

志に散る者の輝き、様々なものを背負って生き残ることの悲しい美しさ。
イケメン映画とおもって甘く見てましたが、
俳優さんも上手で、脚本もしっかりしていて、敵兵(鬼のような者)も迫力。

4.アナログの力

織田信長といえば焼き討ち。
最近の時代劇でもお目にかかれない火力が、まさかの本物の火。
それこそ特撮のように、本物の火にCGをかさねて迫力を出しているのではなく、
本物の火をめちゃくちゃに焚いてあるのですが、その迫力がすごい。
いわく、その道の長いおじいちゃまが、ここぞとばかりに焚き上げた、想定外の芸術。
職人が気持ちよく出し切るって、なんか素敵ですね。

夢のような城や館も、ほとんどが実在の文化財などでとられています。
(安土桃山城とか、キャラクターのデザインの石像はさすがに造りものですが)

背景が本物なので、「不思議な力」の演出の花吹雪や悪の雷など異質なものが際立ちます。
造りもののほうがいっそ楽そうだけど、
本物と造りものの混ざり具合も、職人技だと感動しました。

いつもおもうのが、
CGをみてすぐに作り物とわかるほど目はよくないのですが、本物には肝をぬかれる!
体はわかってるんでしょうね。

イケメン映画と思ったら本物の時代劇だった。

すばらしい。

客層は、年齢を問わず(しかし趣味に予算を割きそうなオーラのある)女性陣。
ところどころに、お父さんやお爺ちゃん。
おすすめされてきた感じや、
毎週かそれ以上映画に通っていてなんでも見るような感じ。
なんだろ、うれしかった。
別に、みて「はずれだけど、もったいないなー」て最後までいただけかもしれないけど、
作品を認めてもらったからって自分に何かあるわけでもないけど、
ごりごりのオタク趣味っぽい場に、趣味を止めそうなTHE親っぽい人がいると妙にうれしい。

この気持ちはなんでしょう。

さて、映画の感想のがなんで「ごはん」カテゴリーかって、

こういうことですわ。
黒田藩に生まれてよかった。
黒田藩メンバーの活躍がうれしくて、映画の帰り道に、黒田家のお墓のあるお寺によりました。

「創作物とはいえ最高でした、良い創作が生まれたのは優れた歴史と逸話があったからでしょう」

と、心の中で泣いてしまいました。
殿様がおられなければ、殿様の刀は別の人と別の物語をもっていた。
すると、のちの世の人がインスピレーションをうけて作る物語も、きっと別物だった。
のちの世にあったはずのものが消えるか、変わる、あぁ。

もう何を言ってるのかわけがわかりませんね、
では、このあたりで。
また。












拍手

PR

COMMENT

NAME
TITLE
MAIL (非公開)
URL
EMOJI
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
COMMENT
PASS (コメント編集に必須です)
SECRET
管理人のみ閲覧できます
 
  

カレンダー

12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

ブログ内検索

プロフィール

HN:
しろうめ庵
性別:
女性
職業:
絵描き
趣味:
映画・読書
自己紹介:
いつも応援ありがとうございます。
好きなことを好きなようにマイペースで挑戦しています。
まだまだ至らない点はありますが、是日々精進で頑張ります。
よろしくお願いします。
※Amazonアソシエイトプログラムに参加中
Copyright ©  -- しろごしょう --  All Rights Reserved

Design by CriCri / Material by petit sozai emi / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]