しろごしょう
【泣いて笑って、もっと笑ってごはん!そんな、日常。】 オーダーはお休みをいただいております。不定期教室・イベントでお会いしましょう。
化石のこと、色鉛筆の思い出。
- 2014/03/06 (Thu) |
- 連作『世界の真ン中の樹』 |
- CM(0) |
- Edit |
- ▲Top
アオキイクチス。
化石です。
その名の由来である発見者は、福岡市の中学校社会科教員をされている、青木先生です。
タテユという変わったお名前で、建諭とかいたような気がします。
諭という漢字は、福沢諭吉と同じですね。
この漢字は『教え諭す(さとす)』
教えさとすという言葉は、単にデータを伝えることと“教える”ではなく、親が施すような躾を含みます。
精神性を伴った教育です。
その名前を与えた先生のご家庭にとって、青木先生が教員になられたことは、素晴らしい事だったのではないでしょうか。
アオキイクチスは、北九州市で発見されました。
現在は『いのちのたび博物館』に展示されてます。
ここにもまた、北九州市とのご縁。
住みたいなぁ。
私の姉と、私は、中学校でその青木先生に社会科を習いました。
個性的な先生で、はじめから色鉛筆セットを持参させます。
「白地図を塗るのが色鉛筆だと、なんかよくない?美しいやん」
ペンで書き込み赤の下敷きをかさねるような、ガリ勉的な授業ではありません。
テストのできが悪い子も、うまく学校に通えない子も、
平等に「プリントをがんばった点数」がもらえます。
私が豆知識や歴史ロマン妄想などで頭がパンパンなことは、女子生徒という括りでは今で言うキモオタ(ク)なのですが、
先生の授業では、自分の個性として大切にすることができました。
宿題で家でぬっていった白地図を「なんかいい」と感想を書いていただいたことが、自分にとっては特別な宝物です。
高校のデザイン科にいた頃は、鉛筆デッサンが主流でした。
鉛筆でデッサンをすると、はじめは「赤も青も、この黒でえがきわけるの?!無理!色鉛筆!」と思います。
けれど、大学で日本画コースにはいって色鉛筆でデッサンをすると「逆に難しい…鉛筆じゃだめですか!」となった不思議な記憶。
その不自由が、なんとも愉快で、心地よくもあります。
今回の卒業制作では、随所に色鉛筆をまじえてます。
そして、アオキイクチスもえがきました!
とはいえ、難しい。
アプローチに困ったときは、もちろんあの人に相談。
「この化石について感想を!」
その返事は私だけのものにしておきます。
なんでその返事があの絵になったのかが、説明しにくいから(笑)
ふー。
中学という微妙な時期に先生にあえたことは、きっと大きな何かになってる気がしますよ。
うん。
良い先生も、悪い先生も、ずーっと覚えていたいです。
なんとなく。
化石です。
その名の由来である発見者は、福岡市の中学校社会科教員をされている、青木先生です。
タテユという変わったお名前で、建諭とかいたような気がします。
諭という漢字は、福沢諭吉と同じですね。
この漢字は『教え諭す(さとす)』
教えさとすという言葉は、単にデータを伝えることと“教える”ではなく、親が施すような躾を含みます。
精神性を伴った教育です。
その名前を与えた先生のご家庭にとって、青木先生が教員になられたことは、素晴らしい事だったのではないでしょうか。
アオキイクチスは、北九州市で発見されました。
現在は『いのちのたび博物館』に展示されてます。
ここにもまた、北九州市とのご縁。
住みたいなぁ。
私の姉と、私は、中学校でその青木先生に社会科を習いました。
個性的な先生で、はじめから色鉛筆セットを持参させます。
「白地図を塗るのが色鉛筆だと、なんかよくない?美しいやん」
ペンで書き込み赤の下敷きをかさねるような、ガリ勉的な授業ではありません。
テストのできが悪い子も、うまく学校に通えない子も、
平等に「プリントをがんばった点数」がもらえます。
私が豆知識や歴史ロマン妄想などで頭がパンパンなことは、女子生徒という括りでは今で言うキモオタ(ク)なのですが、
先生の授業では、自分の個性として大切にすることができました。
宿題で家でぬっていった白地図を「なんかいい」と感想を書いていただいたことが、自分にとっては特別な宝物です。
高校のデザイン科にいた頃は、鉛筆デッサンが主流でした。
鉛筆でデッサンをすると、はじめは「赤も青も、この黒でえがきわけるの?!無理!色鉛筆!」と思います。
けれど、大学で日本画コースにはいって色鉛筆でデッサンをすると「逆に難しい…鉛筆じゃだめですか!」となった不思議な記憶。
その不自由が、なんとも愉快で、心地よくもあります。
今回の卒業制作では、随所に色鉛筆をまじえてます。
そして、アオキイクチスもえがきました!
とはいえ、難しい。
アプローチに困ったときは、もちろんあの人に相談。
「この化石について感想を!」
その返事は私だけのものにしておきます。
なんでその返事があの絵になったのかが、説明しにくいから(笑)
ふー。
中学という微妙な時期に先生にあえたことは、きっと大きな何かになってる気がしますよ。
うん。
良い先生も、悪い先生も、ずーっと覚えていたいです。
なんとなく。
PR
工場の思い出。
- 2014/03/05 (Wed) |
- 連作『世界の真ン中の樹』 |
- CM(0) |
- Edit |
- ▲Top
工場が好きです。
派遣にいた頃のこと。
超短期の工場の現場などは「嫌々」というかたが多く、
派遣会社の方も「こんなの嫌とは思うけど」とおっしゃゆのです。
とびつく私は変わり者だったそうです。
「見学でも見られないところに入って、体験して、お給料までもらえるなんて!」
という。
なんで工場が好きなんでしょうね。
働くクルマ、働く機械、って自分にとってはなんとも愛おしいのです。
機械がなにかを製造してる姿には、大きな生命感をかんじます。
小学校の頃は、授業で工場見学がありました。
楽しい思い出です。
大学受験のために京都へ通い出した頃、
(縁はあるのにおりたった記憶がない)北九州市を新幹線で通過する時の風景が、
ずっと胸に焼きつきながら溜まって行きました。
教科書でしかしらなかった新日鐵を代表とした北九州の景色を通過して、
トンネルばかりになるころには頭の中で景色ににあう映画を組み立てながら、うとうと寝るのです。
帰って来る時は、その風景に福岡県を感じて博多へ降り立つのです。
ずっと何年も何年も、繰り返しました。
私の魂の何%かは、あの風景のどこでもない全体に、置いてきてあるのです。
大人になってからのこと。
どういうご縁なのでしょうか!
一時期、その景色を存分に楽しむ交際をさせていただいてました。
一生の宝と言える時間だと思います。
工場だらけのエリアにもつれていってもらいました。
胸がいっぱいになりました。
通信制に移籍してからの苦労と、卒業できるのか不安な中、
心を補強してもらえた気がします。
さすが工場です。
いえ、もちろん、その思い出なり、人なりにですとも。
ノコギリ屋根が全てではないのですが、
“工業地帯”をあらわすモチーフとして、
ノコギリ屋根のシルエットを卒業制作の絵の中にいれてます。
眠りの思い出。
- 2014/03/04 (Tue) |
- 連作『世界の真ン中の樹』 |
- CM(0) |
- Edit |
- ▲Top
月の眠り。
前の作品は太陽、今度は月。
月は何でしょう。
豊穣の神イシュタル?
狩りの神アルテミス?
死界の神ツクヨミノミコト?
膨らむ母胎のよう。
命の果実が熟れゆく光。
生まれ来る者、死にゆく者。
想いのリレー、めぐる歴史の遺伝子。
地球の記憶。
その世界の中に個人がいて、
その個人の集まりを世界という。
それもまた、めぐるもの。
夢に敗れるもの、人魚。
何かを求めるものは、其れ相応の対価を必要とする。
しかし叶うかどうかは自分次第。
対価は成功を約束するものではない。
それでも、挑むのか?
それでも、生まれてくるのか?
この世界に生まれてくるために、命はどこかで待っている。
世界の記憶を継ぎながら、個人の命を生きるのでしょう。
「だからなんだっけ?」
それがなんでしょう。
だからなんでしょう。
なにを込めたのでしょう。
…色々ですとも。
色々な想いはひっくりかえしたスノードームのように、ふわふわと沈殿していくのでした。
それは眠りによく似ているのです。
前の作品は太陽、今度は月。
月は何でしょう。
豊穣の神イシュタル?
狩りの神アルテミス?
死界の神ツクヨミノミコト?
膨らむ母胎のよう。
命の果実が熟れゆく光。
生まれ来る者、死にゆく者。
想いのリレー、めぐる歴史の遺伝子。
地球の記憶。
その世界の中に個人がいて、
その個人の集まりを世界という。
それもまた、めぐるもの。
夢に敗れるもの、人魚。
何かを求めるものは、其れ相応の対価を必要とする。
しかし叶うかどうかは自分次第。
対価は成功を約束するものではない。
それでも、挑むのか?
それでも、生まれてくるのか?
この世界に生まれてくるために、命はどこかで待っている。
世界の記憶を継ぎながら、個人の命を生きるのでしょう。
「だからなんだっけ?」
それがなんでしょう。
だからなんでしょう。
なにを込めたのでしょう。
…色々ですとも。
色々な想いはひっくりかえしたスノードームのように、ふわふわと沈殿していくのでした。
それは眠りによく似ているのです。
羽の思い出。
- 2014/03/04 (Tue) |
- 連作『世界の真ン中の樹』 |
- CM(0) |
- Edit |
- ▲Top
こんにちは、しろうめ庵の
“「羽」が片翼全体で「羽根」がパーツだと思いきや逆だと知っておどろいたひと”
私です。
大学を通信制で行き直して幾星霜、
先日やっとこさ卒業制作を描き終えました。
その制作のクラスメイトはもちろん先生がたからまで、
「あれがこうなるとは、想像もつかなかった」
「これはなんなの??どうまとめるの?」
など謎が謎を呼ぶ絵になってしまいまして、
いかにも私らしい締めになったなとニヤニヤしております。
その全体像の公開は、わけあってまだしてませんが…
その謎の要素について少し書いてみます(笑)
そこで、ハネの話なのです。
渡り鳥の羽根から、抜けた羽。
抜けてない方には根があるのね!
(´Д` )変な覚え方。
漢字は難しいですね!
羽ペンなどでおなじみのほうの羽です。
二枚ひらひらと。
最初は、一枚を赤で一枚を黒で描くつもりでした。
ところがですねー。
いざ画面に描き始めてから、気が変わりました。
この絵は「気が変わった」の連続で、背景なんか予定の色の絵の具の買い置きが余り…
どうやら、また何かを描く機会を得たやうです(笑)
このかんじ!
「予定はこうだけど、こうしてみたらどうかな?」という『自由』に導いてくれたのが、この羽が意味する恩人です。
導いてくれた、解放してくれた、どちらでしょう?
たぶん両方なので、二枚です。
水墨風に描いてから、一枚は色鉛筆とパステル、一枚は蛍光色のアクリル絵具で描き起こしています。
当初は水墨だけであらわせたらと思ったのですが、本物の画面の中にえがいたときに「なんかちがうなぁ」墨だけではしょっとちがうというか、優しすぎました。美術としてではなくて、気持ちのなかにある色が墨ではなかったようです(なんのこっちゃ?!)
派手に組み合わせながらも、チグハグにならないようにまとめあげましたよ!
この色の感覚も、the私らしさなのでしょう。
「あんたさんだけの、ギリギリのバランス感覚の色。大事にしぃや?」
と先生。
あんたさんだけの色!
ドキ!
実は、前作では「色弱のかたの目に見える世界」を意識した色彩という、ちょっと事件的なことに(?)に挑んでいます。
結果は…うーん、わかりません!
まだまだ勉強不足です。
今回ももちろん、実験君な私です。
蛍光色のほうには、ちょっとわかりづらい技術を、思いつきで試したりしてます。
この羽には、なんでも試したいと思ったのです。
「実験台なんて失礼な!ぷんぷん!」てなるような相手でなし。
思いついたことを、試さずにちぢこまることのほうが悪い気がする相手です。
ひらひら、夢の中の赤い羽、現実の手には墨色の羽、私はどこへいけるのやら♪
いやいや翼じゃないので飛べません。
いろいろ積み重ねて、もっと出来ることを増やしたいですね。
“「羽」が片翼全体で「羽根」がパーツだと思いきや逆だと知っておどろいたひと”
私です。
大学を通信制で行き直して幾星霜、
先日やっとこさ卒業制作を描き終えました。
その制作のクラスメイトはもちろん先生がたからまで、
「あれがこうなるとは、想像もつかなかった」
「これはなんなの??どうまとめるの?」
など謎が謎を呼ぶ絵になってしまいまして、
いかにも私らしい締めになったなとニヤニヤしております。
その全体像の公開は、わけあってまだしてませんが…
その謎の要素について少し書いてみます(笑)
そこで、ハネの話なのです。
渡り鳥の羽根から、抜けた羽。
抜けてない方には根があるのね!
(´Д` )変な覚え方。
漢字は難しいですね!
羽ペンなどでおなじみのほうの羽です。
二枚ひらひらと。
最初は、一枚を赤で一枚を黒で描くつもりでした。
ところがですねー。
いざ画面に描き始めてから、気が変わりました。
この絵は「気が変わった」の連続で、背景なんか予定の色の絵の具の買い置きが余り…
どうやら、また何かを描く機会を得たやうです(笑)
このかんじ!
「予定はこうだけど、こうしてみたらどうかな?」という『自由』に導いてくれたのが、この羽が意味する恩人です。
導いてくれた、解放してくれた、どちらでしょう?
たぶん両方なので、二枚です。
水墨風に描いてから、一枚は色鉛筆とパステル、一枚は蛍光色のアクリル絵具で描き起こしています。
当初は水墨だけであらわせたらと思ったのですが、本物の画面の中にえがいたときに「なんかちがうなぁ」墨だけではしょっとちがうというか、優しすぎました。美術としてではなくて、気持ちのなかにある色が墨ではなかったようです(なんのこっちゃ?!)
派手に組み合わせながらも、チグハグにならないようにまとめあげましたよ!
この色の感覚も、the私らしさなのでしょう。
「あんたさんだけの、ギリギリのバランス感覚の色。大事にしぃや?」
と先生。
あんたさんだけの色!
ドキ!
実は、前作では「色弱のかたの目に見える世界」を意識した色彩という、ちょっと事件的なことに(?)に挑んでいます。
結果は…うーん、わかりません!
まだまだ勉強不足です。
今回ももちろん、実験君な私です。
蛍光色のほうには、ちょっとわかりづらい技術を、思いつきで試したりしてます。
この羽には、なんでも試したいと思ったのです。
「実験台なんて失礼な!ぷんぷん!」てなるような相手でなし。
思いついたことを、試さずにちぢこまることのほうが悪い気がする相手です。
ひらひら、夢の中の赤い羽、現実の手には墨色の羽、私はどこへいけるのやら♪
いやいや翼じゃないので飛べません。
いろいろ積み重ねて、もっと出来ることを増やしたいですね。
カレーの思い出
- 2014/03/04 (Tue) |
- 連作『世界の真ン中の樹』 |
- CM(0) |
- Edit |
- ▲Top
さて、卒業制作のお話を。
だって春ですもの。
絵描きですもの(笑)
いまから数年前。
たぶん3年ぐらい前かな?
それは、博多駅から地下鉄で隣の駅、
東比恵(ひがしひえ)にある、
『ドゥニヤ』というカレーショップへ初めて行った日のこと。
当時の私は、日本画について色々と考え込んでいました。
技法や素材について実験するのが好きなのは今と同じですが、
当時は自分で採取した土や草木を、
洗ったり干したりしてから絵の具として使えないか試してみたり。
そんな日々でしたので、カウンター席で目が離せないのが、
ドンとおかれた石臼!
日本画では普通、理科の実験でよくつかわれる、乳鉢と乳棒を使います。
私の画材実験(?!)では、料理用のすり鉢とスリコギです。
ただ、
すりおろし感に納得がいかない!
今思えば自分のスリスリ技術(?)の問題なのですが、
当時は「石臼なら幅広いすりおろしができるのでは!」と、
なんというか謎のヒラメキ(?)にとらわれていました(笑)
ドゥニヤにあったのは、スパイスをすりおろすためのもの。
石臼といっても、水車や風車の中にあふ粉挽きのような、重々しいものではありませんよー。
乳鉢乳棒タイプと、習字の硯のようなタイプです。
それで、カレーを食べにきたくせに
「ジンジャーエールまだありますか(´Д` )」
放生会というお祭りの新生姜でして、気持ち的に特別ですもの。
「カレーからくないのありますか」
カレーのからさから逃げる“カレー好き”もいるんです。
そして、
注文後ひたすら石臼をみつめながら、移動中に思いついたことを忘れないうちにとメモメモ…
やだもう!
私、ただの怪しい人じゃないですかー
ふぅ。
それから、アガリ魔かつ不審者な自分に気づいてからはさらにオロオロ…
それでもどうしても知りたくて、
「石臼の使用感て、どんなかんじですかぁぁぁ」
仏のような笑顔のマスターに直撃。
このオロオロ変質者にきちんと答えて下さったのが、
現在は西鉄大橋駅近くの『マサラキッチン』で、
スパイス道をさらに深めておられるオーナー三辻氏です。
三辻氏のカレーのおかげで、色々な出会いがありました。
それこそ、一生の宝と私が勝手に思ってる友人にも。
三辻夫妻には、『日常展』も助けていただき、
その翌年の『おかしとおんなの子展』でいただいたアドバイスが、
日本画で「頭ではわかってはいるけど手に付かない技」の理解に繋がりました。
バラバラだった知識をつなぐ一手です。
それはまさしく、どんな食材もまとめてしまうカレー?!
さすがです先生(ん?!
そんなわけで、
卒業制作の絵には、三辻夫妻をイメージしたカレー風の模様を、
うっかりちゃっかり、えがいております。
ちなみに、
SNSに制作風景を載せる時は、途中から部分的な写真しか公開しませんでした。
福岡でも展示をしますので、その時にぜひとも全体像をごらんください!
(´Д` )謎のダシオシミ…
なお、
前作の完成を見た唯一のひとは、元パートナー(笑)
私が絵を描くうえで不可欠なひとです。
『博多スパイス料理とカレーの店 マサラキッチン』
住所: 福岡市南区向野2-13-22 高宮通り沿い
電話: 092-776-9807
facebook:https://www.facebook.com/info.masalakitchen
店休日: 水曜日(不定休あり)
営業時間:【昼】11:30~15:00
【夜】18:00~22:30(※オーダーストップは30分前)
店名:カレーショップ ドゥニヤ
住所:福岡市博多区東比恵3-1-30 村上ビル2F
電話:092-400-1203
HP:http://www.masala-taste.jp/
blog:http://duniya.seesaa.net/
営業時間:11:30~15:00(14:30cs) / 17:45~22:00(21:30os)
定休日:日祝日・水曜日
スパイス 石臼セット 小 2.3kg
だって春ですもの。
絵描きですもの(笑)
いまから数年前。
たぶん3年ぐらい前かな?
それは、博多駅から地下鉄で隣の駅、
東比恵(ひがしひえ)にある、
『ドゥニヤ』というカレーショップへ初めて行った日のこと。
当時の私は、日本画について色々と考え込んでいました。
技法や素材について実験するのが好きなのは今と同じですが、
当時は自分で採取した土や草木を、
洗ったり干したりしてから絵の具として使えないか試してみたり。
そんな日々でしたので、カウンター席で目が離せないのが、
ドンとおかれた石臼!
日本画では普通、理科の実験でよくつかわれる、乳鉢と乳棒を使います。
私の画材実験(?!)では、料理用のすり鉢とスリコギです。
ただ、
すりおろし感に納得がいかない!
今思えば自分のスリスリ技術(?)の問題なのですが、
当時は「石臼なら幅広いすりおろしができるのでは!」と、
なんというか謎のヒラメキ(?)にとらわれていました(笑)
ドゥニヤにあったのは、スパイスをすりおろすためのもの。
石臼といっても、水車や風車の中にあふ粉挽きのような、重々しいものではありませんよー。
乳鉢乳棒タイプと、習字の硯のようなタイプです。
それで、カレーを食べにきたくせに
「ジンジャーエールまだありますか(´Д` )」
放生会というお祭りの新生姜でして、気持ち的に特別ですもの。
「カレーからくないのありますか」
カレーのからさから逃げる“カレー好き”もいるんです。
そして、
注文後ひたすら石臼をみつめながら、移動中に思いついたことを忘れないうちにとメモメモ…
やだもう!
私、ただの怪しい人じゃないですかー
ふぅ。
それから、アガリ魔かつ不審者な自分に気づいてからはさらにオロオロ…
それでもどうしても知りたくて、
「石臼の使用感て、どんなかんじですかぁぁぁ」
仏のような笑顔のマスターに直撃。
このオロオロ変質者にきちんと答えて下さったのが、
現在は西鉄大橋駅近くの『マサラキッチン』で、
スパイス道をさらに深めておられるオーナー三辻氏です。
三辻氏のカレーのおかげで、色々な出会いがありました。
それこそ、一生の宝と私が勝手に思ってる友人にも。
三辻夫妻には、『日常展』も助けていただき、
その翌年の『おかしとおんなの子展』でいただいたアドバイスが、
日本画で「頭ではわかってはいるけど手に付かない技」の理解に繋がりました。
バラバラだった知識をつなぐ一手です。
それはまさしく、どんな食材もまとめてしまうカレー?!
さすがです先生(ん?!
そんなわけで、
卒業制作の絵には、三辻夫妻をイメージしたカレー風の模様を、
うっかりちゃっかり、えがいております。
ちなみに、
SNSに制作風景を載せる時は、途中から部分的な写真しか公開しませんでした。
福岡でも展示をしますので、その時にぜひとも全体像をごらんください!
(´Д` )謎のダシオシミ…
なお、
前作の完成を見た唯一のひとは、元パートナー(笑)
私が絵を描くうえで不可欠なひとです。
『博多スパイス料理とカレーの店 マサラキッチン』
住所: 福岡市南区向野2-13-22 高宮通り沿い
電話: 092-776-9807
facebook:https://www.facebook.com/info.masalakitchen
店休日: 水曜日(不定休あり)
営業時間:【昼】11:30~15:00
【夜】18:00~22:30(※オーダーストップは30分前)
店名:カレーショップ ドゥニヤ
住所:福岡市博多区東比恵3-1-30 村上ビル2F
電話:092-400-1203
HP:http://www.masala-taste.jp/
blog:http://duniya.seesaa.net/
営業時間:11:30~15:00(14:30cs) / 17:45~22:00(21:30os)
定休日:日祝日・水曜日
スパイス 石臼セット 小 2.3kg