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しろごしょう

【泣いて笑って、もっと笑ってごはん!そんな、日常。】 オーダーはお休みをいただいております。不定期教室・イベントでお会いしましょう。

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映画『サイコ』

こんにちは、しろうめ庵のしろうめさん・私です。

過去メンバーの似顔絵グッズをだすことになり、現在アレンジ中です。
そこでみんなに植物をあてながら、やっぱり私は白梅なんだよなぁて。
さておき、表題のお話です。

私の心の図書館には「教科書の中の作品」という棚があります。
象徴的な文章の引用やシーンのパロディはさんざん見ているけれど、
案外と本物をみてはいない……のようなもの。

今日見たのは、まさにそのヒッチコック監督。
1960年って何年だ(ベタ)て気持ちです。

『サイコ』

PrimeVideo (字幕版)
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PrimeVideo (吹替版)
https://amzn.to/3zhsqgU

かわいい!
レトロで可愛い。
でも可愛くないものもあります。

好きな人とセックスができる程度の幸せはあるけれど、結婚できるわけでもない。
二番目の女のしんどさ(でも倫理に反してるからなー)
仕事をしている自立した女性だけど、お客さんから馬鹿にされる日もある。
娘のためのお買い物と言いつつ、女性店員へのアプローチとか気持ち悪いし、
それも自分ではユーモアだと思ってそうで痛々しい。
けれど、そういう人が家庭をもって稼いでいて娘の結婚記念にポンと大きな買い物。
えぐっていく。

そんな彼女がわけありドライブの途中で立ち寄ったモーテル。
そこで何が起きてそのあとどうなるかも、プライムビデオの概要欄に書いてありますが、
つまりそうなんです。

平成でも令和でも彼女は多くの観客が身近に感じるのではないでしょうか?
後半そして決着もいまでも通じるサスペンスです。

そしてこの感情がふと思わせるものがありました。
エロ表現・ゴア表現(残酷描写)について。
この映画、あの有名な「シャワーを浴びていたら襲われるシーン」の元ネタ。
しかし、シャワーシーンも快適そうな女性の鎖骨より上ぐらいで、
輝く若い肉体が水玉をはじいている様子がきちんとわかります。
そして、犯人目線で首をふっている女性、めった刺しのシルエット。
けっしてズバリの傷や切り裂かれる肉体をえがいたりはありません。
現代なら、めった刺しだけでも「抜き差しの勢いで漏れてしまった」と言って、
内臓をぶちまけるかもしれません。
まさに傷そのものをしっかり描かなくても、状況全体の描写で人は理解できる。
過剰に描くことは(それを売りにしていない限り)別に必要ないな…という再確認。
良い表現だなと思いながら見てました。

あ、でも、昨今、説明しすぎるぐらい説明が必要だったり、
それでもまったく通じずに暴走して、
正当なお客さんに被害がおよぶ問題客なんて居ますからね…
なんなら、邪魔はするけど一円も落とさずにお客様面して暴れる人とかね。
そういう人が目立つと、説明過多で内容がわからなくても刺激なら通じるだろってことで、
エロもグロも加速してしまうんですよね。
それはとても寂しいな。

という気持ちもあって、サスペンスやホラーでも、
こういう、お出汁のきいたおいしい食事のような作品を定期的に摂取したいなと、
思ったのでした。

私は、古典的な表現で、花が散ったり鳥が飛び立つ画がはさまることで
観客・視聴者が「あぁ、あの人はもう……」と察するえがきかたが好きです。

なんだかんだでサスペンスが好きなので、残酷描写の多い映画もよく見ますが、
 必要か(ストーリーに不要でも客寄せとして必要な場合もある)
 あってもなくても成り立つ(必要に迫られず自由に入れてるのは逆に良いかも)
 ないほうが良かった(入れることで無理がある・ないほうが際立つ気がする)
という度合いが頭に浮かぶことがあります。

いやなやつ?
これ、文句をいってるわけではないんです。

そうではなく、必然性を感じる上に美学を感じるゴア表現が勿論あるんですよ。
「エログロにすれば数字が取れるから」
というのが打算ではなく、描写が好きな人が、それをたてに企画(予算)を通した?
と思わせるような、お見事な表現とであうことがたまにあります。
それはそれで、嬉しいのです。

これからも、いろいろな時代の作品を楽しみたいです。
レンタルビデオ店だと採算があわなくて(場所が足りなくて)古い作品を置いておけなくなる。
あぁ、良い時代だな……。
 



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プロフィール

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しろうめ庵
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女性
職業:
絵描き
趣味:
映画・読書
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いつも応援ありがとうございます。
好きなことを好きなようにマイペースで挑戦しています。
まだまだ至らない点はありますが、是日々精進で頑張ります。
よろしくお願いします。
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