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しろごしょう

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映画『ロストワールド/ジュラシックパーク』

こんにちは、しろうめ庵のお肉もお野菜もおいしくいただくほう私です。

というわけで、7月公開がまちどおしくておさらい中なのです。

『ロストワールド/ジュラシックパーク』
※パークの2
(吹替版)https://amzn.to/3QXaBKI
(字幕版)https://amzn.to/3Ou0CuZ

参考:『ジュラシックパーク』
琥珀(樹脂の化石)には虫が閉じ込められているものがある。
その虫が吸血済みの蚊なら、保存状態の良い恐竜の遺伝子が回収できる?!
さらに足りない遺伝子情報はカエル・ワニをつかうなどして現代に恐竜を蘇らせ、
そのうえエンターテインメントとして、テーマパークにしてしまう。
しかし、現代の設備が技術的に優れているとして、
生態系の頂点である彼らをコントロールできるのだろうか(いや、できない)

解決したかと思えば、新しい事件が起きる、大人気シリーズ。
人食い表現(は避けられないけれど)表現は意外にもマイルドなんですよね…。
恐竜に襲われる恐怖、でも恐竜と言えば子供も観るし……というギリギリのラインを感じます。
ちがうかもしれないけど。

面白い経験がひとつあって、現在の30-40代(80年代-90年代前半生まれ)に、
「非現実でもいいから、一番怖いもの」をきいてみると、
結構でてくるものがあります。
「どこへ逃げても入ってきてしまうような、小型の恐竜に追われる」
「わかるー、たしかにそれだ、さっき言ったのよりそれが怖い」
たぶんそれ、このシリーズでうえつけられたものでは…と思ってます。
子供のころに観てますよね。
リアルタイム世代は、当時のほかの映像と生きてる中でこの作品と出会うのです。
そりゃ、刻み込まれますわ。
そういう、ある種のアイコンでもある作品。

1のラプトルは、バイクぐらいなのである意味で生々しい。
2のコンプソグナトゥスは、もっと小さくてラジコンが暴走した感じ。
どちらも、ふっと囲ってきてどこにでも入ってきて追える体なのでトラウマまったなしです。

※説ですし個体差もあると思いますが、コンプソグナトゥスは映画ほど獰猛ではないとか。
現代のニワトリのようなポジションでしょうか??
食事をまえにするとどう猛さも顔を出すけど、同じ空間で干渉せずに共存できるぐらいの。
詳しくないので、サイズ感などで妄想してます。

<あらすじ>
パークの閉鎖により俗世とは隔絶する形でまもられていたあの島。
栄養面で時限装置的に訪れるはずだった再絶滅は訪れず、
恐竜たちは自分たちで生存・繁殖していた。
ならばと動く、商用目的の懲りない面々と、悲劇をさけるための調査隊。

これは、周囲では圧倒的に不評でした。
おそらく、
1はパークの壮大で美しい夢のある光景と、そこから一気に叩き落される展開が、
あまりにもよくできた地獄でした。
それに対して、
2は、完全に後日譚で、全体的に暗い。
単体なら「そういう作品」として楽しめると思いますが、続編としては蛇足(恐竜だけに)
というあたりが、当時の周囲の反応でした。
でも普通にヒットしましたね。
なおヒットは期待値であって社会的な点数ではないんですよ、前払いだから。
逆クチコミで足止めをする人がいるから、多少は社会的な点数かもしれませんけども。

で、私の感想はどうなのよって話です。
続編としては蛇足(恐竜だけに)
あ、滑りなおしてしまった……

いえ、どの作品でも言えるんです。
「ラストが続編をにおわせる(リスクが残ってる)」
「いずれ〇〇な人が現れるんでしょ、その時どうするんだろう?」
という描写や感想に対して、必ずしも書く必要はないなと思ってます。
いわゆる「それはまた、べつのおはなし」という余韻をのこした切り替え表現は、
いつの時代も、作品の外の宇宙にいる私たちに無限の夢を与えてくれるものです。

この映画、ちょうどその部分にあたる感じですね。
我々、一部のオタクはそういう感情のもりあがりを、
「あの日の空白を埋めるストーリーをかいてみました!」
といって、書いて発表しがちな生き物ですが、公式の映画がそれをやるとは…

というぐらい「合間の物語」という感じで、一つの物語としては何かが物足りないんです。
(続編あるあるの「前作をみてないと楽しめませんか?」とは意味が違う)

もともと相手を殲滅するタイプの物語ではないので、完全な解決はありません。
しかし「脱出」のようなわかりやすい「何とかなった」の安堵は?
いちおう、アバレ恐竜を返した=何とかなった。
会見で「そっとしておきましょーね☆」=何とかなった?
…うーん、

鬱蒼とした森、自らを支えるガラスにひびが入っていく恐怖、
草むらのチェイス、恐竜が街にやってくる…
ピンチと興奮だらけのはずなのに、なにか盛り上がりきれませんで。
竜頭蛇尾(恐竜だけに)とも違うけれど、なにか物足りなかったです。
※個人の感想です。

余談ですが、
この話題をすると「原作と違いすぎるから」と意地悪な笑顔が飛んできた経験が多いです。
ただ、いちおう確認してみると(検索なので伝聞の範囲ですが)
小説と映画は同時進行で作られていて、原作者が「映画は映画で」と自由にさせたとか。
いまでいうマルチバースですね
(並行して存在する、似ているけれど明確に違う世界・パラレルワールドのこと)

似た話は、日本でいうと妖怪漫画の大家・水木しげる大先生のエピソードが有名かなと。
たとえば、漫画・小説・映画でも実写なのかアニメなのか…
表現方法で、伝えるための見せ方は変わってくるからそれぞれのプロにお任せしますと。

ほかの作家さんの原作のテレビや映画でもそれは大いにあることです。
…これ長くなりそうなので、とあるドラマのページでもう一度語らせてください。
今回は「正しい意図や公認の改変だってある、指摘もほどほどに」てことで、
ここまでにしておきますね(おいおい、変なところで切るなよ)



あ、でもついでに。
一部の悪い例の話であることは文脈で伝わると信じて、ついでに話しますね。
こういう意地悪な笑顔をしてくる一部の映画ファンは、
レビューや、有名人の誰誰が言ってた~が情報ソースだったりします。
(かくいう私も、先ほどは簡単に検索した結果の話をしましたけど、そういう話でもなく)
この例だと、自分で小説を読んだ体験や考察がなく、受売りを真実として語りすぎる。
そして通が教えてやるという態度で、ポジティブな感想の人たちを殴り歩く(比喩)
作品や、場合によってはジャンル、なんなら媒体(映画)にとって営業妨害だわ~
と、呆れることがあります。
不快な話をしてすみません。
ほとんどの方は違うんですよ、文脈で通じると思います。
「自分は違うぞ」と腹が立ったかたも、どうか彼らと違うままでいてください。
お願いします。

さて。
今回はずっと毒々しいですね、なんだかすみません。
どうしてこんなに不完全燃焼な気持ちなのか。



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