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しろごしょう

【泣いて笑って、もっと笑ってごはん!そんな、日常。】 オーダーはお休みをいただいております。不定期教室・イベントでお会いしましょう。

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ドラマ『ウォーキングデッド・ワールドビヨンド』

こんにちは、しろうめ庵の「おばちゃんなのか?おじちゃんなのか?わからないようなおばちゃん(なにそれ)」なほう、私です。

Twitterに書かずにブログに書こう、という試み。
今日は…

『ウォーキングデッド・ワールドビヨンド』
ゾンビのようなものが突然発生し、蔓延した世界。
長編ドラマ『ウォーキングデッド』のスピンオフ第2弾となっていますが、
本編をまったくしらなくても全く問題がありません。
単独作品として楽しめます。

※逆に、これを見て「10年前のあの夜」当時の世界として本編に挑む楽しさもありますね。

人がゾンビのようなモノに変わるようになって10年程になる世界。
安全な壁の町を抜け出し、父をたずねてスタンドバイミーする少年少女の成長物語。
10話×2期完結。

吹替版;https://amzn.to/3bkjFto

【感想】

1.
ゾンビらしきものの描写の違いが興味深かったです。
本編主人公チームはウォーカー(歩く奴)と呼んでいて、
彼らは群れて襲ってくる獰猛でけたたましく、悲鳴とともにある存在です。

この物語ではエンプティ(からっぽ?)
その呼び方通り、虚ろです。
安全な壁に守られた町では、ウォーカーは既に脅威ではなくなっているのです。
人が攻略法を学び、専用の武器が完成していて、授業で教えるほどになっています。
(昔からある銃剣装備を、脳の破壊に最適化させたもの)

そんな、人間の成長に対して壁の外の彼らはなんだか儚い。
新陳代謝のない体で、損傷を繰り返せば当然です。
動けなくなった体が苔むしていたり、朽木とおなじように虫の巣にされていたり。
生きているわけでもないのに動き続け、死者として自然に還ることもできず蝕まれる存在。
本当の死を迎えることができずただ静かに朽ちなたら、人間には淡々と制圧される。
こんなに儚くて悲しい静かなゾンビドラマ…好き。
好き。

2.
不良少女のような妹は、秀才で自分で化学実験をするからこそのお騒がせ娘。
委員長でもある姉のほうが、実は中指ベーが悪い癖。
小柄でくりくりの科学少年は、実は冒険少年。
大きな体の優しい少年は、ヒソヒソの的。タガが外れた時の力が大きいために。

見た目や噂とちがう、等身大の子供達のキャラクターが可愛い。
おばちゃん目線で、みな可愛い。
お菓子をあたえて、よしよししたい。
あー、好きだこれ、まだ全話みてないけど。

あの日あの夜を乗り越えた子供たちがどう生きるかにスポットライトが当たっているので、
物語は子供たちの旅路の中での成長が丁寧に描かれているのもいいなぁって。
己の中の恐怖と向き合う成長物語。

被災する前の家族との日々、災害時のつらい記憶、シェルターでの人間関係や復興。
壁の町の中は過保護なまでに環境が整っているけれど、それ以前の世界に戻る日はない。
自分たちはゆるやかに絶滅に向かっているという実感。
とにかく今を生き抜くことに必死の本編の荒々しさとうってかわって、
この物語が静やかであることが、とても響きます。

「その少し前に生まれた私たち。世界の終わりが、私たちの始まりだ」

3.
シーズン2は(作中の)大人の事情や世界の仕組みがのしかかってきますね。
あまりにも小さな個人の力。
組織に属したとて、個人は個人。
その難しさは、子供たちの成長物語をより明確にするものだと思います。

海外ドラマの仕様上、最後に「それはまた別のお話」を感じさせるシーンがあり、
それは正直蛇足だと感じましたが、
きれいに完結したなぁと思いました。

小学生の感想文みたいなおわりで恐縮です。
人種違いの里子姉妹、しかも片方はむっちり体型。
ゲイカップル(夫婦)とか。
仕事のみに生きてほぼ同化してる女性。
とっても今時の作品だなと思います。

ゾンビ系の作品の良さは、老若男女がチームになってるところ。
学生がキャンプで~みたいな、偏りやむなしの設定もあるけど、
途中で老人や子供と合流してほしいなと思うほうなんです。
というわけで、スタンドバイミー状態大丈夫かしら、と思ったんですが、
最後まで楽しく見ることができました。

ありがとうございます。



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映画『サイコ』

こんにちは、しろうめ庵のしろうめさん・私です。

過去メンバーの似顔絵グッズをだすことになり、現在アレンジ中です。
そこでみんなに植物をあてながら、やっぱり私は白梅なんだよなぁて。
さておき、表題のお話です。

私の心の図書館には「教科書の中の作品」という棚があります。
象徴的な文章の引用やシーンのパロディはさんざん見ているけれど、
案外と本物をみてはいない……のようなもの。

今日見たのは、まさにそのヒッチコック監督。
1960年って何年だ(ベタ)て気持ちです。

『サイコ』

PrimeVideo (字幕版)
https://amzn.to/3Pqv2ie

PrimeVideo (吹替版)
https://amzn.to/3zhsqgU

かわいい!
レトロで可愛い。
でも可愛くないものもあります。

好きな人とセックスができる程度の幸せはあるけれど、結婚できるわけでもない。
二番目の女のしんどさ(でも倫理に反してるからなー)
仕事をしている自立した女性だけど、お客さんから馬鹿にされる日もある。
娘のためのお買い物と言いつつ、女性店員へのアプローチとか気持ち悪いし、
それも自分ではユーモアだと思ってそうで痛々しい。
けれど、そういう人が家庭をもって稼いでいて娘の結婚記念にポンと大きな買い物。
えぐっていく。

そんな彼女がわけありドライブの途中で立ち寄ったモーテル。
そこで何が起きてそのあとどうなるかも、プライムビデオの概要欄に書いてありますが、
つまりそうなんです。

平成でも令和でも彼女は多くの観客が身近に感じるのではないでしょうか?
後半そして決着もいまでも通じるサスペンスです。

そしてこの感情がふと思わせるものがありました。
エロ表現・ゴア表現(残酷描写)について。
この映画、あの有名な「シャワーを浴びていたら襲われるシーン」の元ネタ。
しかし、シャワーシーンも快適そうな女性の鎖骨より上ぐらいで、
輝く若い肉体が水玉をはじいている様子がきちんとわかります。
そして、犯人目線で首をふっている女性、めった刺しのシルエット。
けっしてズバリの傷や切り裂かれる肉体をえがいたりはありません。
現代なら、めった刺しだけでも「抜き差しの勢いで漏れてしまった」と言って、
内臓をぶちまけるかもしれません。
まさに傷そのものをしっかり描かなくても、状況全体の描写で人は理解できる。
過剰に描くことは(それを売りにしていない限り)別に必要ないな…という再確認。
良い表現だなと思いながら見てました。

あ、でも、昨今、説明しすぎるぐらい説明が必要だったり、
それでもまったく通じずに暴走して、
正当なお客さんに被害がおよぶ問題客なんて居ますからね…
なんなら、邪魔はするけど一円も落とさずにお客様面して暴れる人とかね。
そういう人が目立つと、説明過多で内容がわからなくても刺激なら通じるだろってことで、
エロもグロも加速してしまうんですよね。
それはとても寂しいな。

という気持ちもあって、サスペンスやホラーでも、
こういう、お出汁のきいたおいしい食事のような作品を定期的に摂取したいなと、
思ったのでした。

私は、古典的な表現で、花が散ったり鳥が飛び立つ画がはさまることで
観客・視聴者が「あぁ、あの人はもう……」と察するえがきかたが好きです。

なんだかんだでサスペンスが好きなので、残酷描写の多い映画もよく見ますが、
 必要か(ストーリーに不要でも客寄せとして必要な場合もある)
 あってもなくても成り立つ(必要に迫られず自由に入れてるのは逆に良いかも)
 ないほうが良かった(入れることで無理がある・ないほうが際立つ気がする)
という度合いが頭に浮かぶことがあります。

いやなやつ?
これ、文句をいってるわけではないんです。

そうではなく、必然性を感じる上に美学を感じるゴア表現が勿論あるんですよ。
「エログロにすれば数字が取れるから」
というのが打算ではなく、描写が好きな人が、それをたてに企画(予算)を通した?
と思わせるような、お見事な表現とであうことがたまにあります。
それはそれで、嬉しいのです。

これからも、いろいろな時代の作品を楽しみたいです。
レンタルビデオ店だと採算があわなくて(場所が足りなくて)古い作品を置いておけなくなる。
あぁ、良い時代だな……。
 



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映画『イット・カムズ・アット・ナイト』こんなおうち時間は嫌だ

こんにちは、しろうめ庵のおうち時間大好きマンです。

わたくし、タワーディフェンス型の。
「なんらかの怪異をまえに、
 事情を知らなかったら守る必要性がわからないルールと、
 ともに立てこもる」
というジャンルの作品、結構好きです。
自分はそんな日々はいやですが、でも人から見るとわからないルールが多いらしい。
※アレルギー対策などの行動って、ない人から見たら不思議なんだと思う。

視聴時点では、無料(定額見放題の対象)でしたが、
このブログを書いている段階ではレンタルでした。

PrimeVideo(字幕)のみ
https://amzn.to/3RHy6bd

ついったー。
続けて投稿したから、キラーメイズも表示されちゃう…
仕様です、ご容赦ください。やっぱり、のんびりがいいな。

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映画『ハッピー・デス・デイ 』

こんにちは、しろうめ庵の毎日が誕生日なほう私です。
※『仮面ライダーooo(オーズ)』では良いことも悪いこともハッピーバースデー。

感想はブログにってことにして、
Twitterから転載をはじめたんですが…
けっこうまとめて観る日にホイホイ載せてて、
なかなか自分の発言を追いきれずにいます。
無念!!

さてこちら。

スクールカースト上位、いわゆる「いけすかない女」が、
自分のためとはいえ、真摯に奮闘。
あ、これ、オタク界隈の「良いギャル」の概念ですね。

1は、サスペンス×ふしぎ。
2は、わくわくSF。
一粒で二度おいしい?!

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映画『キラー・メイズ』おとぎ話はだいたいこわい。

こんにちは、しろうめ庵のアイスクリームがすきなほう私です。

気になった作品なのに、あまり触れなかったなっていうのが、
ネタバレ回避+文字数を気にしてしまってるTwitter。
なので、以前のものを少し掘り出してみました。

『キラー・メイズ』
PrimeVideo(字幕版)https://amzn.to/3P4zFhlこれね、本当にかわいらしいんですよ。

でも、見た目がリボンになっても、効果音がポップになっても、
殺戮は殺戮なのですよね。
(ゲーム『第五人格』が、残酷表現をポップにして全年齢
 ということへの疑問として、よくいわれていることでもありますねぇ)

見た目の、ざっくりした工作感が、異常性をかきたてます。
身近な工作の中でもいちづけが比較的チープであり、
子供らしさやなつかしさのあるのが段ボール。

だからこそ感じさせられる、特別なリアルというものがあるなと思いました。
現実と見まごうようなグラフィックの世界や、
奇抜な美しいファンタジー世界とも違う、
段ボールの世界が感じさせる迫力。
旨く言い表せませんが、味わい深い!!

好き嫌いがわかれるとは思うのですが、
何を観るか決まってないときは、思い出していただけたら嬉しいです。

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